トレイルハシルアラウンド

鎌倉脇道探索トレイルランナーのブログ。グループラン・トレランツアー・トレイルマップ・ビール。

【川苔・棒ノ折トレラン】孤独な霧の山はキノコパラダイス 後編

 

前編はこちら

キノコ狩り編はこちら


 

 

9:40(2:43経過)川苔山で40分休憩して出発

まだスタートして2時間しか行動してないのに40分も休憩を取っていた。でもタイムを気にしない自由気ままなトレランがしたい気分。

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日向沢ノ峰に向かう途中で本日2組目の登山客に遭遇。と思ったら登山客ではなく山を管理?調査?しているような人でした。

この辺りからキノコがたくさん見られるようになってきました。山深い場所なので人通りが少なくて生えやすいのだろうか。キノコの記事は別でまとめました。

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10:24(3:27経過)日向沢ノ峰に到着、気温は13度

木の枝に温度計がぶら下がっていたので、見てみると13度。
風もないし走っている分には半袖Tシャツと短パンでもそこまで寒くはない。アームウォーマーを着けるかどうか悩んだけど、まだ着けないでおいた。

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当初のルート通り、有間山、蕨山方面へ下っていきます。
そこそこ急な下り坂で、木の根が多い。この木の根がとてもよく滑る。5分ほど下っただけで何度も尻餅着いてしまった。

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まだ先も長いし、さらに山深い場所に入るし、この天候ではこの道は危険だと判断して日向沢ノ峰引き返します。ルートを変更して、さわらびの湯まで最短ルートの棒ノ折山方面に向かうことにしました。

 

さっきまで尾根道という感じで、こんな天気でも空は見えて明るかったけど、山の中に入っていくと薄暗くて不気味。なんて思っていると、突然巨大な鉄塔が現れた。自然を求めに山に来ているのに人工物があるとちょっと安心する不思議。

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再び薄暗い霧の森を走っていく。写真で見る分には幻想的で神秘的でキレイだなぁ。

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11:32(4:35経過)再び音楽をかけながら小休憩

川苔山の休憩から2時間弱経過して、ちょっと疲れも出てきて、お腹も少し減ってきたので適当な場所を見つけて休憩を取ります。今度はあんぱんで補給。

幻想的な風景は好きなので、その空間に入れることは気持ち良いことでもあるけど、実際にその場に立つと恐怖心や緊張感もあって複雑な感情になる。でも簡単に見れないから幻想的なわけだし、楽しんでおかないと損だなと思い心を落ち着かせた。

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行動している分には熊鈴が鳴るけど、こんなところで静かに休憩していると熊と出くわさないか不安もあるのでまた音楽をかけてみた。今度は幻想的なこの景色にぴったりなアイスランドのSigur Ros。アルバムのジャケットがまさに今の景色。

10分ほど休憩して出発。
誰もいないし、音楽かけっぱなしでトレランするのもいいかなと思ってiPhoneのスピーカーから音楽を大音量で鳴らしたままに走り出してみた。(これがなかなか気持ちいい!)

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11:48(4:51経過)何もないクロモ山は通過するだけ

少しすると地図には載ってない山に着いた。
と言ってもなにがあるわけでもないので、先に進みます。

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12:15(5:18経過)長尾丸山も通過

こちらは地図に載っている山。
先ほどのクロモ山よりも少し広く休憩しやすい。

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12:43(5:36経過)槙ノ尾山を過ぎたあたりで腹痛が・・・

雨に濡れて冷えてしまったからか、この辺りからちょっと腹痛が・・。
走りやすい道だけど一気にペースダウン。やはりアームカバーぐらい付けておくべきだったか。。

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13:16(6:09経過)真っ白で何も見えない棒ノ折山で一休み

棒ノ折山頂で久しぶりに人に出会う。2組ほど休憩していた。
1組は何かの撮影で登っているようだったけどこんな天気で残念。

棒ノ折は前回近くまで来たけど寄らなかったので初登頂。広くてベンチもたくさんあって、眺望も良さそうな山なので人気なのも頷ける。(この日は当然真っ白だけど)

ベンチに座って、饅頭食べながら一休み。

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13:42(6:35経過)岩茸石の分岐はどちらへ下ろうか?

前回は親子連れが登って写真を撮っていて、ちゃんと見れなかった岩茸石。確かに子供じゃなくても登りたくなるな。

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岩茸石は、前回通った白谷沢を下って名栗湖に行く道と、さわらびの湯に直接下る道との分岐点。キレイな沢沿いの白谷沢をもう一度通りたい気持ちもあったけど、白谷沢は走れるような道じゃないので、時間も遅くなってしまったので、通ったことのないもう1つの道を選択。

白谷沢の下ったときの記事はこちら。


走りやすいゆるい下りで、この道にして正解だった。途中3回ほど舗装路を横切りながら下っていくとだんだん霧が晴れて明るくなってきた。

途中で中学生の団体に出くわした。授業の一環なのかお揃いのジャージで下っていた。
歩いて先に行かせてもらってから、再び走り出すと「えーすごい!」「すごくない!?」みたいな女子中学生の声が後ろから聞こえた。トレランをしているとたまにそうゆう声を聞くことがあって、個人的には素直に嬉しい(笑)

普段山に入らない人達にとっては、山の中で走る人がいるなんて思ってもみなかったんだと思う。山を歩くだけでもキツイし危ないところもあるのに、走ってるんだからそれは驚くのも当然なのかなと思う。だからこんなところで足ひっかけて転倒したら台無しだから、スピード出しながらもすごい慎重に走り去りました(笑)

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14:16(7:09経過)ゆるい下りは飛ばして登山口へ

快調に飛ばして、コースタイム1時間25分のところ34分で下ってきた。最近は走りにくい急な下りに出くわすことも多かったので、久々に大好きな下りを楽しく走れました。下山するとすぐに名栗川(入間川)が見えました。

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14:19(7:11経過)さわらびの湯にゴール

7時間以上かけてようやくゴール。

川苔山で40分休憩、キノコ写真撮りまくり、最後に腹痛・・でゆっくりペースだったのでけっこう時間かかりました。

温泉の写真を撮ろうを思ってたのにまた忘れた・・。これは温泉の手前にある売店。

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靴が泥だらけだったけど、温泉の外に足洗い場があったのでよかった・・。靴と足とザックをキレイにしてから温泉に入らせてもらいました。

平日で空いてて露天風呂を1人貸切状態でトレランの疲れが癒されたー!バスの時間が迫っていたので、遠征トレランお決まりの休憩所でのお昼寝はしなかったけどゆっくり寛げました。

16時25分の飯能駅行きバスで寝ながら帰りました。

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8月、9月と連続の青梅線沿線~飯能方面へのトレランでした。

霧と雨の悪天候なトレランでしたが、普段と違う山の一面が見れてとても楽しかったし、良い経験になりました。山にいるときは不安だった時間も多かったけど(笑)今の自分には20km前後の距離が走り甲斐もあって、時間にも無理がなく安全に楽しめる一番良い距離かなということも改めて感じました。30kmとなるといろんなコースを選べるけど、時間に追われてあまりゆっくりできないし、かなりバテる(笑)

 

もう10月に入り、そろそろ紅葉の時期なので、次は今回行くのを諦めた奥多摩~都民の森~数馬のコースに紅葉狩りトレランしに行くのもいいな。

月1ペース、せめて隔月ペースで遠征トレランを続けて、鎌倉だけじゃなくいろんな山のことをもっと知りたいと思います。トレランでバテないためにも、最近あまり走れてない平日ロードランも最低週1は続けていこうと思います。